っ……バカだな…分かってるよ、そんなこと。
言ってくれたことに笑みがこぼれて無意識に怜に回した腕の力を少しだけ強める。
「…それでも心から頼れるのは怜だけだ。」
怜に聞こえるか聞こえないかの声で言った。
あいつらの前だったら総長面して頼りにくいからな…。
「ん?ごめん!なんて!?」
「なんでもない…そうだなって言っただけだ。」
もう一回言うのは少し…恥ずかしい。
「えーそう?もう少し長かった気が…」
「そんなことより、運転に集中しろ。事故るぞ。」
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