土砂降りだった雨の線が 少しずつ弱々しくなって とうとうあがる…って瞬間がたまらなく好き 水たまりをわざと踏んずけながら 真っ赤な傘を閉じて 小雨になった空をあおぐ 顔に水がぽつんと淋しげに落ちてきて そっと目を閉じる 最後の雨だったみたい そういえばあの日も こんなお天気雨が降っていたことを思い出して 思わず泣きそうになった、17歳のはじまり Step 4.叶わなかった日の願いごと