君は絶対知らない

先輩と私は家が近い。
とても近い。
これも、先輩は“絶対知らない”が…


ーだから、生活圏内が同じなのだ。

『ちっくしょー…』
クレーンゲームで8000円スるところ

『うーん…』
可愛いお店で可愛いものを探すところ

『高い…高いよぅ…涙』
服屋さんでおしゃれな服を買うのをためらう所


全て、“女の子にモテるため”にやっている“馬鹿ダサい”ところを私は見ているのだ

努力をしながらも根本的に“馬鹿”ダサい先輩に私は惹かれてしまったのだ_____


「いやなんで!!!私レベルがなんで!!!」

今更うなだれても意味がない

“自分が”計算つくされた女なのは彼のせいなのだ

もともと計算つくされた女が好きになったのではなく、彼のせいでこんな人間になってしまったのだから…

「あーもう!ねる!」

今日もダイエット中、食事なし、21時就寝。

『しぬなよ佐藤祈』
佐藤Iが囁いた