闇夜ヨルの恐怖記録 3

それから2人は近くのファミレスに入って、アリスは温かいココアを注文した。


一口飲むとトゲトゲしていた心が少し和らぐのを感じる。


アリスの前の席に座ったカイは大きなかき氷を注文して、大きな口でそれをほおばった。


途端に顔をしかめて「頭が痛い」とこめかみを押さえる。


その姿を見てアリスはつい吹き出してしまった。


「かき氷をそんなに大口で食べるからじゃん」


「だって、美味しそうでつい」


頭が痛いと言いながらもどんどんかき氷を口に運んでいく。


相当美味しいのだろうと思うとアリスの喉が鳴った。


「一口食べる?」


スプーンにイチゴのかき氷をのっけて首を傾げて聞いてくる。


温かいココアを飲んでいる最中だけれど、まぁいっか。


アリスはあーんと口を開けてかき氷を食べさせてもらった。


口の中が冷たさとイチゴシロップの甘さでいっぱいになり、幸せな気分で満たされる。


「よかった。やっと笑った」


「え?」


アリスはカイの言葉に驚いて視線を向けた。