闇夜ヨルの恐怖記録 3

キユナからはここ数日同じようなメッセージばかりが送られてきている。


アリスはそのすべてを既読スルーしていた。


それでもしつこく連絡をしてくるキユナを疎ましく感じると同時に、昨日夢にまで出てきたことを思い出した。


ああして夢に見るということは、自分もキユナのことをよほど気にしているということだ。


じゃないと、今こういうことにはなっていないのだろうし。


そう思うと少しおかしく感じられて笑みを浮かべる。


他の人からの連絡がないか確認してみたけれど、誰からの連絡も入っていなかった。


親からの連絡もないことにガッカリしてしまうが、そのくらい放任主義の方がアリスとしては動きやすい。


誰にも心配されていないのを良いことに、アリスは今日1日自由に使う予定だった。


今日中にお店を見つけられなければ明日もある。


「絶対に手作り人間工房を見つけだしてやる」


そう呟き、帽子を深くかぶり直したのだった。