俺の子を産めばいい~エリート外科医の愛を孕む極上初夜~


 この間ここにお邪魔したとき、律貴は立ち会い出産を望んでいるが私は少し躊躇している、という迷いを明神夫妻だけに密かに吐露したのだ。

 やっぱり好きな人に苦しんでいる姿はさらしたくないし、今以上に女として見てもらえなくなったら困るから。

 すると、明神先生はこう言った。


『出産って、想像してたよりもずっと綺麗なものだったよ。すごく感動するし、もっと伊吹が大切で愛しくなった。きっと栄もそうなるだろうから、心配いらないんじゃないか』


 旦那様として素敵すぎる回答に感動して、立ち会い出産への迷いはなくなったのだが、完全に不安が消えたわけではない。


「……私がこんな乙女心を抱いてるって知ったら、律貴はどう思うんだろう」


 フォークに巻きつけたパスタを口に運びながら呟くと、伊吹ちゃんがふふっと口元をほころばせる。


「可愛いなぁって、より子さんが愛しくなると思います」


 確信しているように言われ、一瞬キョトンとした私はみるみる照れて肩をすくめた。