俺の子を産めばいい~エリート外科医の愛を孕む極上初夜~


「最近、律貴の後輩だっていう子が現れて、その子があからさまにアピールしているから危機感が増してるの。妊娠中に浮気する男も多いってよく聞くし」


 自分で言ってさらに不安になる。妊娠中は妻にかまってもらえなくて浮気に走る人も多いらしい。確か、その防止策はスキンシップを取ることだと論じられていた気がする。

 夫婦仲の維持には触れ合いも大事なのだと、今さらながら実感する。子作り以外で身体の関係を持たないと決めている私たちは致命的ではなかろうか。いまだに寝室も別だし。


「律貴がほかの女性に癒しを求めても責められないわよね。好きに抱くこともできないような女が妻じゃ」


 目線を手元のお皿に落とし、ため息をこぼした。伊吹ちゃんは親身になって唸ったものの、眉を下げて私に微笑みかける。


「より子さんは、やっぱり栄先生のことが大好きだったんですね。『女として見られなくなったらどうしよう』って、立ち会い出産にするかどうかで悩んでいたのは本心なんでしょう」


 彼女の言う通りで、私は恥ずかしくなって頬を火照らせた。