俺の子を産めばいい~エリート外科医の愛を孕む極上初夜~


 それからノスタルジックな東伊豆の街を少し散策して、和の高級感たっぷりなホテルにチェックインした。

 豪華な会席料理を食べたあとは伊豆高原のイルミネーションを見に行き、規模の大きさとまばゆい世界に感激した。

 暗い園内を歩くため、律貴が手を繋いでくれたのも嬉しかった。それだけで喜ぶなんて学生みたいで滑稽だけれど。

 妊娠前に映画館デートしたときも手を繋いだけれど、見た映画の内容があまりにも色気がなくてムードはいまいちだった。

 私は密かにグロテスクな映画が好きで、友達には変わっていると言われる。さすがの私も、デートでそのチョイスはしないでおこうと思っていたら、律貴が前もって用意していたチケットがどんぴしゃだったのだ。

『医者だからかグロテスクなのも平気』という彼に、私の趣味に付き合える人がこんな身近に!と感動したのだが、色気は皆無だったという……。

 だから、デートらしいデートは今回の旅行が初。本当に楽しみにしていたから、自分の体調を気にかけながらも存分に満喫したい。