俺の子を産めばいい~エリート外科医の愛を孕む極上初夜~


 翌朝、四時頃に初芽が少しぐずった声で目が覚めたものの、思いのほか身体は怠くなかった。

 きっと律貴が優しく抱いてくれたから。淫らな記憶が蘇ってきて、恥ずかしいけれど幸せだ。

 ベッドを出る私に、隣で寝ていた彼も気づいてうっすら目を開け、掠れた声で「大丈夫?」と問いかけた。

 その気遣いだけで心はさらに穏やかになる。私は微笑んで頷き、初芽を抱き上げた。


 それからまたひと眠りして、遅めの朝食を食べてから出かける準備をする。今日はいい天気で、まさにお散歩日和だ。

 私が支度を整えたとき、初芽のオムツを替えてくれていた律貴が、なにかを思い出したのか「あ」と声を上げた。


「本の返却日、今日だったかも」


 図書室で借りていたのだろう、〝しまった〟という顔をしている。でも、散歩ルートを変えればいいだけのことなのでたいした問題ではない。


「じゃあ、お散歩がてら返しに行こう。取ってくるね」
「ありがと」


 頬を緩めてお礼を言った彼は、娘のキックを浴びて「いてっ」と無防備な声を漏らした。その様子が微笑ましくて笑いながら、昨日愛し合った名残を感じる部屋に入る。