「星羽、柊羽はどうした。さっきまで居ただろ」
シュ…ウ…さん?
また新しく聞く言葉に首を傾げる。
その言葉に星羽さんは都重さんに向き直る。
「柊羽兄さんなら仕事に行ったよ。
急な会議が入ったとか言ってたけど…本当のところ、どうかな?」
最後の言葉を私を見ながら言われる。
それは私に会いたくなかったと言うことだろうか。
あーぁ、出会う前から嫌われてるんだな…
今度はお母さんに着いて来たけど、もしかしたらここでも同じなのかもしれない。
そう思って落ち込んでいるとパンッ!と何かを叩く音がしてビクッと顔を上げる。
そこには頭を押さえている星羽さんと、怒り顔の都重さんが。
どうやら都重さんに星羽さんが叩かれたらしい。
かなり強く叩かれたのだろうか。
星羽さんは頭を押さえたまま動かない。
「だ、大丈夫ですか!?」
思わず声をかけて歩みよると、都重さんが申し訳なさそうに謝ってきた。
「ごめんね遥華ちゃん、生意気な息子で…
星羽の他に二人の息子が居てね、さっき言った柊羽と言うのは長男でここに住んでるよ。
そして次男の凌羽。今は県外の大学に通ってるから一人暮らしをしててここには居ないんだ」
