「星羽兄さん…」
「お前、昼間に言ったこともう忘れたのか?」
星羽兄さんが現れたことによって叶斗兄が少しだけ後ずさる。
でも、それに近づくように星羽兄さんが間合いを詰めようとした時
「星羽」
と声がかかる。
その声がした方に私と星羽兄さんは顔を向ける。
すると星羽兄さんの方から「えっ!」と驚いた声が聞こえた。
「柊羽兄さん!?
な、なんでここにいるの?」
しゅ、う…兄さん?
柊羽って確か初めて一条寺家に来た時に仕事に行ったって言う…長男さんだ!
と言うことは、この人が一条寺家の長男の柊羽さんで私の…二人目の兄さんだ。
