今度こそ幸せになるの!〜母の再婚先で愛され生活〜



「おい、お兄様を無視とか何様なんだよ。
この俺が直々に迎えに来てやってるんだから帰るぞ」


「遥華、叶斗兄さんの手を煩わせないで。
兄さんたち優しいからこれから毎日放課後三時間、家に帰って今まで通り家事をすればこれまでの非行は水に流すって」



はぁ?何言ってるの?
頭おかしいんじゃない?

まるで自分たちは優しく温情があるような言い方。

冷静に考えなくても、とんでもないこと言ってるって分からないのかな?

非行も何も私は何もしていないし、する義理もない。
しかも放課後三時間って…

授業が終わるのが一番遅くて午後六時。
そこから三時間とか帰る時間も含めると家に帰れるのは十時を過ぎてしまう。

そこからご飯とかお風呂とか勉強とかすると…
絶対いつか体を壊す。

聞く耳持つ必要もないと思い捕まれている手を振り解こうとする。


「離して。お母さんの言葉忘れたの?
もう貴方達とは何の関係もないの。掃除も洗濯も自分たちでやりなさいよ」


そう言い返すと捕まれている手に力が入る。
より強く握られて思わす顔を顰める。



「お前に口答えする権利も拒む権利もないんだ!
大人しく家に帰れ」

「離して!」



いくら解こうとしても相手は男だから力の差がありすぎる。

そのまま引きずられるように連れていかれそうになり、


「離してよ!」


そう叫んだ時



「何してんだ!!」