今度こそ幸せになるの!〜母の再婚先で愛され生活〜



「都重から話は聞いているよ。理事長の聖川だ。
君のような優秀な生徒が入ってきてくれて、こちらとしても嬉しく思うよ」



ん?都重?
呼び捨て…!?

この一条寺家のことは前から名前は知っていた。
世界的な富豪で様々な事業で大成功していてその名を知らないものは居ないと言われている程だ。

昨日の夜改めて調べてみたけど、その凄さを再確認させられて途中で見るのをやめた。


その一条寺家の前社長を呼び捨て!
恐れ知らずなのか…一体何者なんだろう。


私が困惑していると星羽兄さんが苦笑いしながら教えてくれた。



「このじぃさは父さんの昔からの友人。幼馴染ってやつ。
父さんより5歳年上で、今でもよく一条寺家(うち)来るぐらいの仲だ」



じ、じぃさん!?

星羽兄さんが理事長を呼ぶ名にまた驚愕。

いくら都重さんのご友人でよく家に来ているからって理事長をそんな風に呼ぶなんて…


私は内心ハラハラしながら理事長を見る。
理事長は穏やかな表情のまま星羽兄さんを軽く睨む。