これから先のことなんてまだ分からないけど、この道を選んだのはきっと正解だ。
今まで感じたことのない幸せが現実で起っている。
もしかしたら、これから待っている分の幸せを使っているかのような錯覚を起こす程の。
でも、それでもいいと思えるほどの幸せ。
大袈裟ではなく、本当に。
「ありがとう…本当に、ありがとう…ッ」
泣きそうになるのを必死に堪えながらより強く抱きしめる。
「ふふっ、大きくなったと思ってたけどいつまでも可愛い子供ね」
「こちらこそ、一条寺家に来てくれてありがとう。
これからよろしくね」
私は二人の目を見つめて微笑み頷き返した。
