「ほら~お前ら席に着け~。SHRを始めるぞ~」

SHRが始まるため凛ちゃんは渋々、席に着いた。

SHRは先生が軽いお知らせだけ報告してすぐに終わった。

SHRが終わるといろんな人から話しかけられた。

「水無瀬さんって綺麗だったんだね~!メガネで分からなかった~!」

「あ、あの、連絡先交換しませんか?」

でも、その中に神谷くんの姿はなかった。

神谷くん…。ちょっと気まずいから来ないでくれてよかった……って私この間、振られたばっかりなのにもう好きじゃなくなってる。……立ち直り早いなぁ…

なんて考えていると

「水無瀬~!俺と付き合ってくれよ~」

「え?」

「水無瀬がこんな美人ならもっと早く話しかけたのに~。ってことで俺と付き合お?」

この人ってこの間ちーくんと一緒に居た…

「東雲くん…」

東雲 信吾(しののめ しんご)くん。神谷くんと仲がよかった人だ。話したことはこの間が初めてだけど。

「あ…ご、ごめんなさい。私、今は誰とも付き合うつもりはなくて…」

「大丈夫だって!おれ、付き合う子には優しくするから~!」

どうしよう…

「もー!みんな私の真彩に話しかけないでー!」

私が対応に困っていると凛ちゃんが間に入ってくれた。