【完】好きだからそばにいるんだよ

突然の木乃実の発言から一夜が明ける。







昨日は突然矢島さんに宣戦布告されました。








あの時、ケンカしているのはなんとなく分かっていたけど、それでなんで急に勝負を仕掛けられたの?







いまだ状況がよく分かっていません。理由も聞けずに矢島さん帰っちゃったからな。








そしてその矢島さんは今、私の席の前に座って私をじーっと見ています....。







教室でぴよ吉さんのポンチョ作っていた日和。








だが、木乃実にずっと見つめられていて集中できないでいた。








「矢島さん。なんで私をずっと見ているの?」





じーーー。





「私、今文化祭で着るポンチョを作っていて、最後の仕上げだから集中したいんだけど....」





じーーーーーーーー・・・。





「....あ!矢島さんの衣装可愛かったよ。細かいところまで作り上げていて。私のはそこまで細かくやる要素ないけど、矢島さんの衣装のように素敵な感じに仕上がるといいな!」








「あんなの大したことないし....」





「そんなことないよ!私だって、広瀬先輩も周りにいた皆も矢島さんのドレスに感動してたよ。それくらい凄いんだよ!矢島さんのドレスは」