「ぴよ吉さんだよ。ほら、私がよく食べているパンの」
「あぁー思い出した。なんか昔からそんなのいたな。確か日和が描いていた」
「そうそう!」
桐斗は日和との会話に夢中になっていて木乃実のことをすっかり忘れていた。
衣装が完成したことを報告したい木乃実は必死に桐斗に話しかけたが、声が小さくて聞こえていない。
「き、きりと...。衣装...」
「お前ってほんとヒヨコ好きだな」
日和と話す桐斗の姿は木乃実と話しているときより楽しそうだった。
木乃実はそのことにショックを受けて、黙って教室を出ていった。
「桐斗くん。矢島さん....」
「さっき出ていきましたよ。何やら、悲しそうな顔をしてましたよ」
桐斗は、広瀬から木乃実の様子を聞いて慌てて追いかけた。
「矢島さんは彼に必死に話しかけていたんですけど、聞こえなかったんでしょうね。それにショックを受けたのかと」
それだけなんだろうか。日和は心配になり、2人のあとを追いかけた。
「あぁー思い出した。なんか昔からそんなのいたな。確か日和が描いていた」
「そうそう!」
桐斗は日和との会話に夢中になっていて木乃実のことをすっかり忘れていた。
衣装が完成したことを報告したい木乃実は必死に桐斗に話しかけたが、声が小さくて聞こえていない。
「き、きりと...。衣装...」
「お前ってほんとヒヨコ好きだな」
日和と話す桐斗の姿は木乃実と話しているときより楽しそうだった。
木乃実はそのことにショックを受けて、黙って教室を出ていった。
「桐斗くん。矢島さん....」
「さっき出ていきましたよ。何やら、悲しそうな顔をしてましたよ」
桐斗は、広瀬から木乃実の様子を聞いて慌てて追いかけた。
「矢島さんは彼に必死に話しかけていたんですけど、聞こえなかったんでしょうね。それにショックを受けたのかと」
それだけなんだろうか。日和は心配になり、2人のあとを追いかけた。



