【完】好きだからそばにいるんだよ

転校して数日が経った。そんなある日、HRで文化祭についての話し合いが行われていた。





クラスの委員長がしきり、着々と文化祭の説明を進める。






「今年の文化祭は10月31日。皆が知っての通りハロウィンの日にやることになりました。そこで、今回の文化祭は生徒や教師も含めて仮装して文化祭に参加することを決定致しました」









楽しそう〜。どんな仮装にしようかな。ハロウィンといったら、かぼちゃにオバケに魔女!何にしようか迷っちゃう。







日和その後、仮装のことを考えていて、その後の話をあまりに聞いていなかった。







そしてクラスの出し物が喫茶店と知るのは話を聞いてないと先生に怒られた時だった。






仮装のこと考えすぎだ。集中して話を聞かないと。けど、私に仮装の衣装なんて作れるのかな?









放課後も引き続き仮装について悩んでいた日和。下駄箱の近くにある掲示板に目が入る。それは手芸部の貼り紙だった。







『文化祭の仮装に悩んだら手芸部におまかせ!』とそこには書いてあった。







何か仮装のヒントがあるのかも...!





日和は早速、手芸部がある被服室に向かった。





コンコンコン




「失礼します」





「あ、君も仮装にお悩みだね?」





出迎えてくれたのは手芸部部長で3年生の広瀬 亜子(ひろせ あこ)。






「はい。ここに来れば仮装のヒントがあるんじゃないかって...」