【完】好きだからそばにいるんだよ

「いいな、そうゆうの。.....悔しいな」





「何か言った？」






「なんでもない。じゃあ、また明日な」





「う、うん」





そこで桐斗とは別れた。





桐斗くんどうしたのかな？







なんか暗い顔に最後なっていたし。今日授業参観日だったから疲れたのかな？









次の日。日和は今日から通う高校の制服に身を包み、白矢から貰ったぴよ吉さんのマスコットを鞄につけて初登校した。






「中原日和です。短い間ですが、よろしくお願いします」







新しいクラスの皆に自己紹介をした日和は皆から拍手を贈られた。






クラスは桐斗と同じクラス。知り合いがいて一安心の日和だった。






「それじゃあ席は、矢島さんの隣ね」






「はい」






女の子の隣だ。仲良くできるといいな。






「矢島さん。よろしくね」






日和が挨拶すると、矢島は何も言わずに日和の方をチラッと見て、すぐに黒板の方を見た。







あれ？大人しい子なのかな？まあ、最初はこんな感じだよね。少しでも仲良くなれるように頑張らないと...！






休み時間になり、日和はいつものようにぴよ吉パンを食べていた。








ぴよ吉パン最高〜。







ここに来てからパパとママは移動販売のパン屋さんを始めたからぴよ吉パンは引越しても食べれる！








幸せ〜。引越したら食べれないと思っていたから嬉しい。







これがないと私の１日は始まらないよ。







ちなみに今日は転校初日で楽しい気分になっているからチョコレート味を食べてるよ！