「熱いから気をつけて」
甘くて美味しい。それに温かい。体の芯までポカポカする。
ココアを飲んでホッとした日和の頬に白矢は触れた。
「目に涙が流れた跡がある。さっき、顔を上げなかったのって、これを隠すため?」
何でもお見通しなんだね。白矢くんには隠しきれないや。
「....そう、だよ。顔を伏せて目の前が暗くなったら無意識におばぁちゃんのことを思い出して...。気づいたら涙が出てたんだ。変だよね?もうおばぁちゃんは助かったのに涙を流すなんて」
「変なわけないだろ。おばあさんを思って流した涙。日和の優しい気持ちなんだから流したっていいんだ」
こんな自分を受け入れてくれる白矢の言葉が日和の我慢していた不安な心を癒した。大粒の涙が日和の頬に沢山流れ落ちていく。
もう我慢は出来ない。私の不安な気持ちを受け止めてくれる白矢くんの優しさが心に染み渡る。
どれだけ感謝すればいいのか。これだけ私のことを思って愛してくれるのは、これから先、彼だけだろう。
悲しかった気持ちがなくなって、白矢くんのことで頭がいっぱいになる。
今なら分かる。私は白矢くんのことがどうしようもないくらい好きなんだ....!
甘くて美味しい。それに温かい。体の芯までポカポカする。
ココアを飲んでホッとした日和の頬に白矢は触れた。
「目に涙が流れた跡がある。さっき、顔を上げなかったのって、これを隠すため?」
何でもお見通しなんだね。白矢くんには隠しきれないや。
「....そう、だよ。顔を伏せて目の前が暗くなったら無意識におばぁちゃんのことを思い出して...。気づいたら涙が出てたんだ。変だよね?もうおばぁちゃんは助かったのに涙を流すなんて」
「変なわけないだろ。おばあさんを思って流した涙。日和の優しい気持ちなんだから流したっていいんだ」
こんな自分を受け入れてくれる白矢の言葉が日和の我慢していた不安な心を癒した。大粒の涙が日和の頬に沢山流れ落ちていく。
もう我慢は出来ない。私の不安な気持ちを受け止めてくれる白矢くんの優しさが心に染み渡る。
どれだけ感謝すればいいのか。これだけ私のことを思って愛してくれるのは、これから先、彼だけだろう。
悲しかった気持ちがなくなって、白矢くんのことで頭がいっぱいになる。
今なら分かる。私は白矢くんのことがどうしようもないくらい好きなんだ....!



