しばらくすると


注文した飲み物が来た


「・・・」


さっきから 俯いている


「大丈夫?」


「・・・あの 後で


お金払います」


「いいよ 俺の奢りだから」


そう言いながら 目の前の


ホットレモンティーを飲む


もしかして 逆に


緊張させちゃったかな?


「・・・柚梨奈ちゃん


ここのチーズケーキ 美味しいんだ


食べる?」


「あ・・・はい」


俺は 近くの店員を呼んで


メニューからチーズケーキを


注文した


「気にしないで?


さっきも言ったけど


俺の奢りだから・・・」


「・・・ありがとうございます」


ドキン


柚梨奈ちゃんは 少し


顔を上げながらお礼を言った