Kiss you Love me

ドキン ドキン・・・


どうしよう


「・・・唯斗先輩」


「あ! ごめん!」


抱き締めている状況に


気付いたのか


唯斗先輩は 私を離した


ビックリした・・・


「本当に・・・ごめんね?


舞から逃げてたんだ


後輩にもバスケ教えてやってって」


「・・・そうなんですか」


あの声 舞さんだったんだ


「教えてあげないんですか?」


バスケ 上手いのに・・・


「俺 教えるの苦手なんだ


基本の事なら 誰でも


わかるから・・・


俺が教えると 本格的に


なっちゃうから」


「そうなんですか・・・」


それより こんな至近距離で


余計にドキドキする