声 震えてなかったかな?


「・・・もらっていいの?」


「はい・・・」


こんな事する女子


絶対にバカだって思われる


すると 唯斗先輩は


袋を受け取った


「ありがとう・・・食べてもいい?


結構動いたから 腹減ってさ」


「あ・・・どうぞ


お口に合えばいいのですが」


ドキン ドキン・・・


不味いなんて言われたら


どうしよう・・・


昨日 余ったのを味見したし


繰実も美味しいって


言っていたから・・・


「・・・美味しい」


「え?」


ビックリして 思わず顔を上げる


唯斗先輩が マフィンを持って


笑っていた


「これ 柚梨奈ちゃんが


作ったの?」


「・・・はい 昔から


お菓子作りが好きで


よく色々作ってたので」


また 余計な事を言ってしまった