「えっ……なに」
うろたえる女の子たち。
「話しかけんなブス」
「……っ」
「い、行こ」
あああ
人違いであって欲しかったけれど
あの人でなしは、まちがいなく、あの男。
「こわ」
「でも……超イケメン」
幻覚……では、ない。
まさにアイツが数メートル先にいる。
「カノジョ待ってるのかなー」
どうしてそこにいるかは謎すぎるが、とにかく今は見つかるわけにはいかない。
逃げなきゃ。
この場を今すぐ立ち去ろう。
なるべく自然に…………
「待ちくたびれたぞ」
――――マチクタビレタ
「ダイフク」
???
え……っ、なに……
わたしを……待っ……???
アイツが?
わたしに……会いに……
わざわざ高校まで……来ただと……!?


