……うん? 「あ……れ」 視界に入ってくるのは、見覚えのない景色。 どこかの路地裏だということだけは、わかる。 いま自分がいる場所も どっちから来たのかも、不明。 まあ、いい。 落ち着けわたし。 あせる必要はない。 スマホがあれば現在地はおろか最寄り駅までのルートだって検索できる。 今は、なによりも、アイツと出くわさないよう細心の注意を払うのだ。 今度捕まったら本当になにをされるかわからない。 「はあ。……なんでこんなことに」