だいきらいなアイツと再会してしまった



そんなにカッコいいかなあ……?



『それで赤星くん。ダイフクって?』



もうその話は出さないで。

忘れて。



「俺の許可なく来やがって」



だからさ、ここに来るのに

いちいち赤星くんの許可なんてとらないでしょ~!



『んん? 詳しく聞いてもいいかな?』



ダメです!



「さっきそこで"多くの女の心を掴んだヤツが優勝"って聞いたが」

『そうですねー。会場の乙女のハートを鷲掴みにしちゃってください』

「ンなことするかよ」

『え?』

「アイツだけでいい」



赤星くんが、ステージから降りていく。



……なにが起きてるの?



「えっ。なんか、こっち来てない?」

「なんで」

「アイツ……って。誰だろうね」