カメラのシャッター音が鳴ったとき 「驚いたからって。噛むことないだろ」 「なんで……こんな……」 レイくんに、キスされた。 「そりゃあもちろん」 レイくんがスマホの画面をこっちに向ける。 「これを手に入れるために」 そこには、レイくんとわたしがキスしている姿がハッキリと映し出されていた。 「消して」 「いやだ」 「そんなの撮って……どうするの」 「イロイロ」 「消してよ。お願い」 「僕に会いに来たらこうなるって少しも考えなかったの?」