「アオコウでナンバーワンのイケメンを決めるコンテスト」
ええっ……そんなのあるの?
「これまた意外に本人が快く出場を認めたって噂だ」
「ウワサ?」
「どこまでホントかわからないから、すっかり忘れてた」
たしかに、胡散臭い噂である。
ナガセくんと別れて、屋台に向かう。
なにが売ってるんだろう。
「ユメちゃんって顔が広いね~」
「えぇ!? そんなことないよ!」
「さっきの人は、彼の友達……でいいんだよね?」
全然ちがーう!
「気前いいよね。引換券ポンとくれて」
それはナガセくんが赤星くんを恐れていて、わたしが赤星くんの彼女だと思い込んでいるせいだけど、話せば長くなる。


