リイコちゃんとは価値観が合いそうでよかった。 ここの食べ物は明らかに高いから、レストランに入ると頼めるものがなさそうだ。 赤星くんといると、どうしても金銭感覚の違いについていけないもんなあ。 「リーズナブルなお店あるといいんだけど」 「ね」 昼食をどこでとるか迷っていると、 「あ!」 誰かが、わたしに向かって指をさす。 「……あなたは」 なんだっけ、名前。 出てこない。 「赤星の女!」 「チャラいひと」 「永瀬だよ、永瀬」 そうだ、ナガセくん。