「なんのことだ」
「とぼけないで。首の……やつ」
「ああ」
ソファで足を組み、リラックスしている赤星くん。
「クラスの子に言われて恥ずかしかったんだから」
「なら別のところにもつけてやろう」
「もうつけないでって言ってるの」
「オマエがつけてみるか」
「は?」
つける……って。
つまり、わたしからキスするってこと?
「するわけないでしょ!」
「照れてるのか」
「照れてないっ……!」
「あんなことしておいて。今更なにを恥ずかしがる必要があるんだ」
せ……せっかく人が思い出さないようにしてるのに。
「来いよ」


