食事を済ませ、地下駐車場に向かうはずが
乗り込んだエレベーターは上階へとのぼっていく。
「間違えてるよ、赤星くん」
「これでいい」
ついたのは、最上階。
「ま、待って」
どうして降りるの。
「ここ、宿泊するお客さんの部屋しかないよ」
「それがどうした」
「え?」
「泊まってくぞ」
えぇえええ!?
「いいよ。そんなの」
「もう金を払った」
そんなにいきなり泊まれるものなの?
いくらするの!?
「う……うわあ」
引くほど広いその部屋の壁一面に、夜景が見える。
ベッドは大きなのが一つ。
帰りたい。
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