金に近い、亜麻色の髪。
「てことは、なんだ。…ダイフクが合コン?」
切れ長の鋭い目。
「いやいや。キャラじゃねーだろ」
――――アイツだ
「鞄なんて抱えやがって……帰ンのか?」
「ちょっとなにいってるかわかりません。あと別人です」
…………逃げなきゃ!!
「ドウゾゴユックリ……サヨウナラ」
「いやお前ダイフクだろ」
ぐっと顔を寄せられる。
息が、かかりそう。
ひぃいッ……
近づかないでぇえ……!!!
「ひっ、ひとちがいです」
こっち見ないで!
はなれて!
消えて!
「南小で同じだった」
「さ、さあ」
「嘘つくの下手くそか。目が泳いでんぞ」
「……かっ、仮にわたしがあなたの元クラスメイトだったとしても赤の他人ですそして二度と会うこともありません」


