「寄れ」 「わっ」 お風呂からあがった赤星くんが、ソファに座ってくる。 「押さないでよ……ってまた服着てないし!」 「下は履いてるだろ」 「上も着てよ」 「暑い」 「……もう」 「クソつまらなさそうな映画だな」 「癒されるよ」 「変えるか」 「えっ。これからが、いいところなのに」 「ホラーはどうだ」 「絶対にイヤ!」 「そうか。苦手か」 しまった。 自らの弱点を教えてどうする。