「うーん。お呼びでないな。またね、オオフクちゃん」
鮎川さんが、手をヒラヒラさせて去っていく。
ええっ。
わたしとのデートは!?
「ば……バッカみたい!」
佐藤さんも、走り去る。
そして誰もいなくなった。
気まずい。
「腹減ったな」
「赤星くんいつもお腹すかせすぎじゃない?」
「オマエがうろちょろするから」
「……へ」
なにしてるの?
わたしのあと、つけたの?
どこから?
もしかして、それで、本屋にいたの?
ストーカー!!!
「欲しい本があるなら店まで行かず届けさせればいいだろ」
「か、買えるよ。本くらい自分で」


