「なんか、あっち人が多いね」 「パレードがあるみたいだな」 「パレード? なにそれ」 「くだらないものだ」 「……気になる」 でも、行かないよね。 赤星くん人混みは避けそうだもん。 どうして俺が庶民に混ざらないといけないとか言い出すでしょ。 「俺から離れるなよ」 「へ?」 赤星くんが わたしの手を取り向かったのは パレードが行われる方面。 「……見るの?」 「見るのはオマエだろ」 「…………」 わたしに付き合ってくれるの? 赤星くんが?