「わ、悪いよ」 主を差し置いてベッド使うなんて、さすがに申し訳ない。 「黙って座れ」 「……でも」 ブォオ、と大きな音が聞こえて勢いよく風が吹いてくる。 ドライヤー! あたたかい風と冷たい風が交互に出てくる。 こんなの知らない。 「自分ででき……きゃあああ!」 襟元から服の中へと風を入れられる。 「大袈裟なヤツだな」 「今のはビックリするよ!」 「終わりだ」 ドライヤーのスイッチが切られた。 「……ありがと」 へんなの。 わたし、また赤星くんにお礼言ってる。