赤星くんは、ちがう。
裏も表もない。
とにかく直球。
それで、散々
傷つけられたこともあったけど。
今の赤星くんは昔ほど
わたしのこと、悲しませたりしない。
……気がする。
そんな風に考えてしまうのは
赤星くんの毒にやられてしまってるから!?
やだなあ。
どんどん、赤星くんからの酷い扱いが、普通になってる。
慣れたくなんてないのに。
「わあ」
なんだか高そうなシャンプーとコンディショナーで髪が潤っていく。
そこらのホテルに泊まったところでこんなの使えないんじゃないかな。
「やわらかい」
借りたスウェットは、ふかふか。
いい柔軟剤使ってるのかな。
チリひとつない掃除のいきとどいた空間。
やっぱり家事は他人任せ?
これが、赤星くんの、当たり前。
ついていけない……


