だいきらいなアイツと再会してしまった




「磨く……って。わたしは焦げ付いた鍋かなにかなの?」



ていうか

わたし、赤星くんちでお風呂入るの?



ほんとに?


ここに、泊まるの?



たしかに寝たいって言ったけど

意味を取り違えてないか、アイツ。



当然わたしは自分の家で眠るつもりだった。



あとでベランダに放り出されたり……

しないよね?



まあ

こんな複雑な気持ちで家に帰っても、落ち込む一方だろう……けど……。



「……用意してくれてるし」



洗面所に着替えが置いてある。



サイズ的に男物のスウェット。



「赤星くんの、だよね」



やだな。着たくない。

赤星くんのスウェットとか。



どんな顔して準備したんだか。



もう、やだ。



……なにもかも、いや。