混乱していると、部屋についてしまった。 どうぞ、と 扉を開けて先に通してくれる。 片手にグラスのたくさんのったトレイを持っているにも関わらず。 スマートすぎる。 わたしの両手がふさがっているから、また助けてくれたんだ。 「あ、ありがとう」 男の子の横をとおりすぎるとき ふいに、耳打ちされる。 「僕のとなりおいで」 …………え? 「得意じゃないんでしょ。こういう雰囲気」 バレ……てる。