なにも考えられなくなり固まっていると、レイくんが扉を開けてわたしを外に出した。
グイッと腕を引かれ、赤星くんの後ろに隠される。
「残念。いいところだったのに」
「なにしてた」
「お姫様をさらいに来たんだけど。見つかっちゃった」
「これは俺のだと忠告したはずだが」
こ、これって言わないで。
恥ずかしい。
ていうか痛い、はなして!
「モノみたいに扱うのはひどくない? ユメちゃんは女の子だよ」
「オマエがそれを言うか」
「心外だな。少なくとも赤星くんよりは紳士だと思うけど」
「クソが。失せろ」
メニュー