「ごめん」
「え?」
「わたし、行けない」
「……どうして?」
「逃げたことがバレたらマイクロチップ埋められちゃう」
「赤星くんがそんなことを?」
「ほんと、めちゃくちゃだよね。脅迫してまで一緒にいさせるとか」
レイくんに差しのべられた手を、にぎることができない。
「そんなに赤星くんが怖い?」
「……ちがう」
「だったらどうして」
「もう逃げないって決めたから」
上から目線で
人を物みたいに扱って
めちゃくちゃで
関わりたくない男ナンバーワンでも
赤星くんは、わたしのピンチに駆けつけてくれた。
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