トイレを済ませ
どっちに歩いていくべきか迷っていると
「オオフクさん」
誰かに呼ばれる。
え。
まさか……この声。
ううん、こんなところで
会うわけが……
「しっ」
…………!?
「静かに」
レイくんが
人差し指を、自分の唇にあてる。
「……ッ」
「いるんだろ。あっちに赤星くんが」
無言で、頭を縦にふる。
「だろうと思った」
レイくんも、来てたんだ。
「さっき、ボウリングでワンフロア貸しきった人がいるって聞いてさ。それも、たった2人で」
そうなのそうなの。
赤星くん、めちゃくちゃすぎて。
普通に他のお客さん入れなきゃ迷惑なのに!


