「な、7本も倒れたよ!」 やっとたくさん倒せた。 「スプリットだな」 「す……すぷりっと?」 そういえば残ったピンが両方のはしっこに。 難しそうなピンの配置。 それでも、楽々スペアにしてしまう赤星くん。 「……ずるい」 「なにがだ」 「赤星くんは、経験者だし。そもそもに運動神経いいし……不公平だよ」 理不尽なり。 そもそもに、わたしが赤星くんに勝てる勝負ごとなんて、パッと思いつかない。 「ハンデなら与えてる」 「ハンデ? どこが」 「俺は利き手を使ってない」