……頭が、割れそう。
「聞いてんの?」
痛い。
「あぁもう! イライラする!!」
「――っ」
腕をつかまれ、グイグイ引っ張られる。
「どこ、行くの」
教室とは反対方向に強引に連れて行かれる。
「あたしを敵にまわしたこと後悔させてやる」
「敵!? そんなつもり……」
どこへ行くの?
階段で四階まで上がると
ピタリと立ち止まった、ユイカちゃん。
静まりかえった廊下に二人きり。
「飛び降りろ」
「え?」
「ここから飛び降りろって言ってんだよ」
冗談でしょ。
そこの、窓から?
無理だ。
そんなところから落ちたら
かすり傷じゃ済まない……
「はやくしろ」


