「なにをしてる」 「……へ」 朝、誰もいない教室で 「見せろ」 「や、やだ」 偶然赤星くんと2人きりになって。 「……なんだと?」 「見ない、で」 ――――悲劇は起こった。 「やっ」 わたしの自由帳を取り上げた赤星くんは 「かえしてっ……」 「下手くそ」 「ひ……ひどい」 「構図も悪ければデッサンも狂っている。幼稚園児の方がまともなものを描く」 ダメ出しをした挙げ句――…… 「かえして!」 ――――ビリッ 「返してやるよ」 わたしの絵を破ってバラバラにした。