だからなのだろう。 レイくんだけは ……レイくんだけは、イヤじゃない。 初めてわたしに優しくしてくれた男の子。 「オマエの目は節穴だな」 アイツが店員になにかを渡す。 ……黒いクレジットカード。 その存在はウワサには聞くが持ってる人がいるなんて。 金額を知るのが怖い。 「ご、ごちそうさま……です」 不本意ながらに店を出るアイツについていく。