今夜もあなたと月、見ます。



なんだかちょっと変な横井くんは置いておいて
面倒くさい臨時学級委員会とやらの会場に着く


なんなんだろう

臨時って言われるとちょっとドキドキするなぁ


「臨時ってことはそれなりの緊急事態かな」

「それなりの緊急事態ってどの程度なの」

確かに

横井くんのツッコミに納得する


「暴走族のことらしいよ」



私たちに声をかけたのは前に座っていた人


「最近ここら辺で噂になってるでしょ?なんとか組」




「道組?」

私の脳内の声と横井くんの呟きが一致する

「そうそれ、あとなんかそれに敵対してるもう一つの組」

もうひとつの…組?


てかこの人誰?

ちょっと鋭い目つきが印象的な女の人

決して綺麗な顔をしているわけではないけど、
なんとなく美を連想するのは長い黒髪と白い肌のせいかな


「あ、どうも。申し遅れたわね。私は3年1組の神田」

「3年3組の横井です」

「間部です」

正直ビビった

名乗りもせずいきなり話に入ってくるってなかなかに勇気がいる行動だと私は思う