都合よく時間が過ぎて放課後
「あ、いた」
いたって
「待っててって言ったじゃん」
教室の扉から顔を覗かせた横井くんに向かってジトっとした目を向ける
「まあそうだけど、それでもいてくれると嬉しいもんだね」
はあ…
「行こうか」
「うん」
別に一緒に行く必要性はないと思うんだけど…
まあいいか
学校の人気者の隣を歩くのはなんだか気が引ける
「間宮ってさ、バイトしてるの?」
へ?
「してるけど…なんで?」
「宮本が言ってたから」
桃音…
私のいないところで私の情報を無駄にしゃべるでない
「なんのバイト?」
「コンビニだよ」
至って普通の、最低賃金のバイトでございやす
「へぇ、俺も受験終わったらバイトしようかなって思っててさ、コンビニバイトって忙しい?」
んー
「忙しくはないけど…慣れるまでは大変だったかな」
コンビニは覚えることがたくさんあるからね
「へえ」
「横井くんならカフェとかの方が似合いそうだね」
なんか、シャレオツなカフェで働いてそうじゃない?


