それから 何度となく 私たちは唇を合わせて 何度となく 気持ちを確かめて 手を繋いで帰った ポカポカする 不思議な感覚 隣を歩くこの人が、好きな人が 私を好きで… それがどれだけ幸せなことか だけど 幸せすぎて、私は忘れていた 世の中は案外バランス良く作られているということを 幸福の上に幸福が重なることは少ないということを 幸福に目が眩み、盲目になると 迫り来る危険に気づけなくなる 幸せも、試練も 代わる代わるやってくるということを 私たちは 忘れてしまっていた