今夜もあなたと月、見ます。




それから

何度となく

私たちは唇を合わせて


何度となく

気持ちを確かめて


手を繋いで帰った



ポカポカする

不思議な感覚


隣を歩くこの人が、好きな人が

私を好きで…

それがどれだけ幸せなことか





だけど

幸せすぎて、私は忘れていた




世の中は案外バランス良く作られているということを

幸福の上に幸福が重なることは少ないということを


幸福に目が眩み、盲目になると

迫り来る危険に気づけなくなる



幸せも、試練も
代わる代わるやってくるということを



私たちは


忘れてしまっていた