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「瀧本さんってご兄弟いらっしゃいますか?」
「えー?」
翌日のバイト
つい昨日出会った風組の総長とかいう人間のことを思い出し、たまたま苗字が一緒のこの人にそんな質問をした
「なんでなんで?いるけど」
「いや、気になっただけです」
いるんだ
「兄が一人いるよ」
へぇ
「瀧本って名字珍しいですよね」
「んー?そうかな。そんなすごいマイナーってわけでもないと思うけど」
まあそうか
もっと複雑なのはあるしね
「もしかしてどっかで瀧本って名字の人に会ったの?」
「まあ、そんな感じです」
「へぇー他にもいるんだ」
おじさんの言った通り、どうでもいいけれど
でも、きっと響紀さんを思い続けるのであれば
そればかり言っていられなくなる
「ねぇ、間宮さん」
?
不意に聞きなれない音で喋り出す瀧本さん
「俺はさ…あんまり君に危険な目に合ってほしくないんだよ」
…は?
「だから、はっきりいうけどこれ以上暴走族に興味を持つのはやめた方がいいよ」
……
瀧本さんが横目で私を見る
「…」
「忠告はしたからねー」
ふっといつもの笑い方になる
「じゃウォーク行ってくるよ。レジお願いね」
……


